今後の年代別資産の再分配について

2004年度末の話ではあるが、20代以下が持つ金融資産は全体の1%強、30代以下に限定しても1割に満たない。一方、定年退職を迎えた以降、60代以降の年齢層だけで過半数を占めている。

【転送】年齢階層別の金融資産保有割合をグラフ化してみる - ガベージニュース

確かに20代はまだ責任のある仕事もできなくて給与も少ないし、勤続年数も短いから、資産が少ないのはわかる
60代以降の年齢層の人は、年功序列でたくさん給与をもらってきて、それだけの年数を働いて資産を作って、退職金ももらっているのだから、この統計は当然の結果といえる
しかし、引用元の冒頭でも言われているとおり、「若年層が消費しないから現在日本の景気が良くない」というのなら、この状況は大変マズイと考えなければならない
じゃあ、これからどうすればいいのか

若者の雇用の安定化、平均賃金の上昇を

今の若者は、正社員になれたとしても、家賃払って、食費と光熱費とちょっと貯蓄にまわしたら、もう少しもお小遣いは残らない
自動車なんて絶対買えませんヽ(`Д´)ノ旅行だって気軽にはいけません
これが派遣社員ならまだしも、フリーターにでもなってしまったら、もう貯蓄をする余裕すら無くなる

フリーターの平均月収は、首都圏青年ユニオンによると平均11万〜14万円が最も多くなっています。

http://www.tensyoku-service.com/free13.htm

それどころか平均月収14万円じゃ生活が成り立たないでしょ、経済的自立は無理(;´Д`)

若年労働力人口の21%、5人に1人がフリーターということになります。

http://www.tensyoku-service.com/free3.htm

こんなのが21%もいるなんて本当かよ( ゚д゚)びっくりなんだけど
しかも今の日本の社会は、新卒で正社員になれなかった人間には死ぬほど冷たい
一度でもフリーターに落ちてしまったら、完全にワーキングプアである。今の日本の社会の中では這い上がるのは無理('A`)
だからこれからは、経済の安定化のため、若者の貯蓄率のアップのため、日本の未来のために、派遣社員やフリーターからの正社員登用など、積極的な雇用救済が必要だと思う

親から子へ

親の世代は資産をもっている。子供の世代は資産をもっていない
だったら、親から子へ資産を移してやればいいじゃん( ´∀`)って単純に思う
今は、親が自分の将来のことばかり考えて自分の資産を子供に渡さないから、結局親が死んだときには相続税で資産を国にとられてしまう
そうじゃなくて、生前贈与で少しづつ子供に渡しておくとか、本気で考えてほしいと思う
同居して生活費の面倒をみてやるとか、それだけでも子供の資産形成の助けにはなるでしょ
年110万円でも120万円でも*1追加の収入があれば大助かりですよヽ(´ー`)ノ
時代劇なんか見てると、ある程度子供が育ったら親は楽隠居して、子供にすべて家計をまかす。子供は親の面倒を見る。こんなのは昔なら当たり前にあったのではないのだろうか
子が親の面倒を見るのは当たり前と思うなら、面倒を見れるだけの余裕を与えてやれるのは親だけでしょ。このままだと親の面倒を見たくても見れないって若者が増えますよ(`・ω・´)9m

でも実際は

でも実際は、こういう世代間の資産の移動はむずかしい上、時間がかかる
だから、高齢者の資産を市場にまわすには、若者に資産を移すのではなくて、金持ってる高齢者自身に、直接市場に金を流してもらおうって考え方が今は主流だと思います
もう高齢者向けのサービスや、高齢者をターゲットにした商品の開発などがさかんに行われていますね
ただ、そうやって、高齢者が消費した分の金は、やっぱり企業のトップにいる次の世代の高齢者予備軍の手に渡るだけであって、結局若者の手には少ししか行かないという状況が目に見える…
これじゃあ、日本の未来は真っ暗なんですってば!!

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これからの日本の経済と雇用環境について - pikio公式ブログ

*1:贈与税は払っておいた方がいいっていうよね